一般廃棄物の焼却施設において、燃焼状態の管理・制御・各機器の巡視・点検・整備を行い、安定焼却および、それに伴う有害物質の抑制管理における、運転管理業務を行っています。
その他、パッカー車にて運ばれてきた一般廃棄物を、クレーン操作で焼却炉へ投下し、有害物質の発生がより少なくなる規程温度以上の燃焼を維持しています。
粗大品の選別業務では、各部材を選別後にリサイクル処理をすることで、新たな原料として形を変えて皆様の生活へ還元されます。
水処理施設内の各種機械の運転状況の確認・水質管理・制御・場内の巡視を行い、浄化された安全・無害な処理水を提供・放流するための運転管理業務を行っています。
浄水施設では、河川より取水した原水をろ過し消毒した後に、皆さまのご家庭へ各所のポンプ場を経由して安全な水道水としてお届けします。
下水処理施設は、下水管を通って集まった排水(生活排水や雨水など)を適切に処理し、自然環境や生物に影響を与えることのない安全な状態にしてから放流するための処理施設です。
これらの生活に係る浄水・下水処理施設の管理業務の他にも、工場などの各種施設から排出された水を分析し、中和処理を施すことで安全・無害な水にする業務もございます。
病院にて処方される医薬品類を製造している、製薬企業様の工場において施設管理業務を行っています。
医薬品を製造する際に使われるボイラー設備や、作業空間の照明器具、空調機器のほか、使用される水の給排水設備などの施設管理業務を行っています。
各種機器類の異常感知システムは細かい設定で作られていることもあり、頻繁にアラーム表示がでます。
その異常個所へ向かい、状況を確認の上で、問題がなければアラームを停止し、報告書へ状況と数値等を記入するほか、空調機や照明器具は故障を確認した場合に部品交換を行い、復旧します。
その他、成分の分析業務を専門に行っている施設もあり、定期的に納品される検査対象物を丁寧に分析し、記録票へ入力するお仕事もございます。
環境への負荷が少ない再生可能エネルギーの一つとして注目されている分野にバイオマス発電施設がありますが、その中の木質系バイオマス発電施設にて運転管理業務を行っています。
再生可能エネルギーの中でも木質系バイオマス発電は、燃料さえ確保できれば、太陽光・水力・風力などのエネルギーと比べて安定して電気を生み出すことができるため、電力の安定供給に貢献できます。
既存の発電施設では、火力発電施設における運転管理業務も行っています。
火力発電施設の燃料は、現在ではLNG(液化天然ガス)が主流になっていますが、石炭や重油・原油などを燃料としている施設もあります。
各発電施設にはボイラー設備や排水処理設備が含まれることから、焼却施設や水処理施設で業務経験を積んだ技術者たちが、さらに高度な技術を学びながら活躍しています。